

BtoB取引における「Googleマップ口コミの罠(サイレント失注)」
BtoB取引において、新規の取引先や外注先を探す際、企業名で「指名検索」をするのはもはや当たり前です。
その際、検索結果の右側にデカデカと表示される「Googleマップの星の評価」や「口コミ」を放置していませんか?
「うちはBtoBだからGoogleマップなんて関係ない」「飲食店じゃないんだから誰も見ないだろう」と考えているなら、それは致命的な機会損失(見えない失注)を生んでいるかもしれません。
今回、WEBデザイン研究所では、全国のビジネスパーソンを対象に「BtoB取引における企業検索とGoogleマップの評価」に関する独自アンケート調査を実施しました。データから見えてきた、BtoB企業が見落としがちな”Googleマップの罠”を解説します。
※本記事のデータは、アンケート回答者のうち「企業名でのWEB検索や比較検討の経験がある」と回答した238名のデータをもとに算出しています。
【目次】
1. 実に75%以上が確認!企業検索時の「Googleマップ評価」の影響力
BtoBビジネスにおいて、担当者はサービス導入前に必ずと言っていいほど運営企業についてリサーチを行います。その際、Googleマップの評価はどの程度見られているのでしょうか。
Q. 新規の取引先や外注先を検討する際、WEB検索した時に表示される「Googleマップの星の評価」や「口コミの件数」をつい気にして確認してしまうことはありますか?
75.2%
※とてもよくある(7.1%)+よくある(28.2%)+ときどきある(23.1%)+まれにある(16.8%)の合算
アンケートの結果、75.2%もの人が「つい気にして確認してしまう」と回答しました。企業名を検索した際、画面の右側に大きく表示される情報(ナレッジパネル)は非常に目立つため、無意識のうちに第一印象としてインプットされてしまうのです。
2. 口コミ「0件〜数件」の罠:実績不足・幽霊会社と疑われる
「悪い口コミがなければ、件数が0件でも問題ないだろう」というのは大きな誤解です。
Q. 口コミの件数が「0件」または「1~2件」と極端に少ないのを見て、「実績が少ない会社なのかな?」「本当に活動(営業)している会社なのかな?」と不安を感じることはありますか?
75.6%
※とてもよくある(5.9%)+よくある(23.5%)+ときどきある(29.0%)+まれにある(17.2%)の合算
実に75.6%の人が、口コミ件数の少なさから企業の実体や実績に不安を抱いています。情報が溢れる現代において「口コミが全く存在しない」ことは、それだけで「選ばれていない会社」「活動が不透明な会社」というレッテルを貼られるリスクを孕んでいます。
3. 「星5ばかり」の罠:不自然な高評価はサクラ認定されるリスク
では、とりあえず社員や身内で「星5」をつけておけば良いのでしょうか?今回の調査で最も高いパーセンテージを叩き出した、一番危険な罠がこちらです。
Q. 口コミ件数が数件しかないのに、すべてが「星5(コメントなし)」などの極端な高評価だった場合、「社員や関係者のサクラ(偽装)ではないか?」と疑い、かえって不信感を持つことはありますか?
85.7%
※とてもよくある(14.7%)+よくある(30.3%)+ときどきある(24.8%)+まれにある(15.9%)の合算
なんと85.7%もの人が、不自然な高評価(コメントなしの星5など)に対して「サクラではないか?」と疑い、逆効果になっていることが判明しました。
見栄えを良くしようとした小手先の対策が、企業の信頼(ブランド)を自ら大きく傷つける結果を招いています。
4. 悪評の罠:たった1件の「悪い口コミ」で取引を躊躇する
口コミ件数が少ない企業が抱えるもう一つのリスクが、「悪評の目立ちやすさ」です。
Q. 口コミ件数が極端に少ない中で、1件でも「対応が最悪」「ブラック企業」といった悪い口コミが混ざっているのを見て、その1件のせいで問い合わせや取引を躊躇することはありますか?
78.2%
※とてもよくある(5.5%)+よくある(23.9%)+ときどきある(27.7%)+まれにある(21.0%)の合算
78.2%の人が、たった1件の悪評で取引を躊躇しています。
口コミ母数が少ないと、腹いせや誤解で書かれた1件の悪いレビューが全体の評価(星の平均)を大きく引き下げてしまい、「問題のある会社」という印象を決定づけてしまうのです。
5. 最終決断の罠:サービスが良くてもマップ評価で「発注見送り」に
最後に、これらのGoogleマップの評価が、実際の「契約(コンバージョン)」にどれだけ直接的なダメージを与えているかを示す衝撃的なデータです。
Q. 過去の業務において、サービス自体は良さそうだったにもかかわらず、「Googleマップの評価が悪すぎる・不自然で怪しい」という理由で、その企業を比較検討リストから外した(発注や契約を見送った)経験はありますか?
62.6%
※とてもよくある(3.8%)+よくある(19.3%)+ときどきある(22.7%)+まれにある(16.8%)の合算
なんと6割以上の担当者が、サービス内容ではなく「Googleマップの評価」を理由に発注を見送った経験があると回答しています。
営業やWEBサイトでどれだけ魅力的な提案をしても、最後の最後、企業名検索のワンクリックで失注している。これがBtoBにおける現代のリアルな購買行動です。
6. まとめ:自社の「見え方」をコントロールし、見えない失注を防ごう
今回の調査データから、BtoB企業が陥りがちなGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)の罠が見えてきました。
- 放置はNG(口コミ0は活動実体を疑われる)
- 偽装はもっとNG(星5のみはサクラを疑われる)
- 悪い評価の放置は致命傷(たった1件で失注の要因になる)
「最近、提案までは行くのになぜか成約しない」「相見積もりで負けることが多い」と感じている場合、御社のサービス力ではなく、WEB検索した際に見える自社の第一印象(口コミ・評判)が原因かもしれません。
「自社の検索結果が顧客にどう見られているか客観的に知りたい」
「正しいGoogleマップ対策(MEO対策)やWEBサイトの改善方法がわからない」
そんなお悩みをお持ちのWeb担当者様、経営者様は、ぜひ一度「WEBデザイン研究所」にご相談ください。BtoBビジネスにおける信頼構築と、勝てるWEB戦略をご提案いたします。
【調査概要】
- 調査名:お仕事に関するアンケート(BtoB取引における企業検索とGoogleマップ評価に関する調査)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施期間:2026年4月16日~2026年04月18日
- 有効回答数:330名(うち、企業名検索や比較検討の経験があると回答した238名を対象に数値を算出)
- 回答者属性:全国のビジネスパーソン